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the cabs / 一番はじめの出来事

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  •  2014/02/15
  • By pop fading
  •  Rock
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残響レコードから唯一無二の存在として邦ロックに衝撃を与えたthe cabs。
変拍子を基本とする楽曲は主にマスロックの影響を受けているのか、ギター、ベース、ドラム、どれを取ってもプレイヤースキルはかなり高い。
一見マスロックはプレイヤーバンドに見られがちだが、このthe cabsは不思議と耳に馴染みやすい。
その要員の一つになっていて特筆すべき部分が高橋國光が描く歌詞。
残酷なまでの現実の否定。ネガティブが渦巻く世界。神への反逆心。

「シベリアの墓標に刻まれた君の名前 神のいない教会へ手をとり二人逃げようとした」
「誰かの為に行きてみたい、でも僕達に明日はない」

中世ヨーロッパを基調とした、華麗で流線型な曲調と歌詞が相まって曲一つ一つが物語的な側面を持っている部分も特筆すべきである。

1stミニアルバムから見事にバンドの持ち味が存分に発揮されている。
1曲目の「チャールズ・ブロンソンのために」からリード曲「2月の兵隊」、
そしてエンディングを飾る「nicol kills nicolas for nicola」まで全5曲ながらも、色褪せることがない名曲中の名曲ばかり。実際生のライブで2回ほど拝見したが楽器とメロディの絶妙なアンサンブルは圧巻の一言。

活動期間はこの1stミニアルバム「一番はじめの出来事」を出してから僅か3年弱。
その3年弱の間にどれだけの人たちが涙を流したのだろう。解散が残念でならない。

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